青江派の刀工一覧|24工を位列で整理

青江派の刀工一覧
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青江派の刀工をまとめて知りたい

青江派には多くの刀工がいて、名前を覚えるのも一苦労です。この記事では、刀工データベースで青江派の刀工と判断できる24工を、位列の評価の高い順に一覧にしました。流派そのものの解説は青江派とはをご覧ください。

結論:青江派の刀工は24工。うち3工が作位の最上位です

24工のうち、業物位列にも載る刀工は0工、刀剣要覧または刀工辞典で最上位の段階にある刀工は3工です。個別の解説ページがある刀工は9工です。

青江派の作風の傾向

青江派全体の一般的な傾向です。個々の刀工によって異なります。

見どころ 傾向
姿(すがた) 古青江は細身で腰反りの優美な太刀姿。南北朝期には身幅が広く、反りが浅めで切先の延びた大柄な姿も
地鉄(じがね) 小板目がよく詰み、ちりめん状に肌立つ「縮緬肌(ちりめんはだ)」。青く澄んだ地に黒い斑点が交じる「澄肌(すみはだ)」が見られる
刃文(はもん) 古青江は直刃調に小乱れ・小丁子が交じる。刃中に逆がかった働きが見られるものも。末青江には逆丁子(さかちょうじ)の華やかな作もある
帽子(ぼうし) 中青江には、横手の上で小丸または大丸風になり、先がわずかに尖って浅く返る「青江帽子」が見られるとされる
茎・銘(なかご・めい) 古青江は二字銘が中心。中青江以降は「備中国住◯◯」のような国名入りや年紀入りの銘も見られる

青江派の位列の分布

刀剣要覧・刀工辞典のそれぞれで、青江派の刀工が何段階目の位にいるかを数えました(第1段階が最上位)。

位列 第1段階 第2段階 第3段階 第4段階 第5段階 計
刀剣要覧 0 2 0 0 0 2
刀工辞典 3 9 11 0 1 24

流派の内訳

解説のある主な刀工

青江派の刀工のうち、個別の解説ページがある刀工の概要です。詳しくは各ページをご覧ください。

青江守次

青江守次(あおえもりつぐ)は、備中国青江(現在の岡山県倉敷市)で活躍した青江派の刀工です。青江派の祖とされる安次の子で、一派の中心となる「守次一派」を率いた古青江の名工とされます。貞次・恒次・次家という名工の父としても知られています。

青江貞次

青江貞次(あおえさだつぐ)は、鎌倉時代前期から中期ごろに備中国青江(現在の岡山県倉敷市)で活躍した青江派の刀工です。古青江(こあおえ)を代表する名工として知られ、後鳥羽上皇の御番鍛冶を務めたと伝えられます。承元年間(1207〜1211)頃の人とされ、通称は右衛門尉と伝わります。

青江恒次

青江恒次(あおえつねつぐ)は、鎌倉時代前期ごろに備中国青江(現在の岡山県倉敷市)で活躍した青江派の刀工です。古青江を代表する名工の一人で、後鳥羽上皇の御番鍛冶を務めたと伝えられます。天下五剣の一つ「数珠丸恒次」の作者としても知られています。

青江包次

青江包次(あおえ かねつぐ)は、備中国青江で栄えた青江派のうち、鎌倉時代中期ごろまでの「古青江」の代表工の一人に挙げられる刀工です。

青江正恒

青江正恒(あおえまさつね)は、備中国(現在の岡山県西部)の青江派のうち、平安時代末期から鎌倉時代中期ごろまでの「古青江」に属する刀工です。同じ「正恒」の名を持つ備前の古備前正恒とは別の刀工なので、混同しないよう注意が必要です。

青江為次

青江為次(あおえ ためつぐ)は、備中国青江で栄えた青江派のうち、古青江に数えられる代表的な刀工です。

青江俊次

青江俊次(あおえ としつぐ)は、備中国青江で栄えた青江派のうち、鎌倉時代中期ごろまでの「古青江」に数えられる刀工です。古青江の代表工の一人として名が挙げられています。

青江右衛門尉吉次

青江右衛門尉吉次(あおえうえもんのじょうよしつぐ)は、鎌倉時代末期から南北朝時代初期にかけて備中国青江で作刀した青江派の刀工で、「中青江」を代表する一人です。「右衛門尉」は吉次が名乗った官途名です。

中青江次直

次直(つぐなお)は、南北朝時代に備中国(現在の岡山県西部)で作刀した青江派の刀工です。逆丁子(さかちょうじ)と呼ばれる、斜めに傾いた丁子乱れの刃文を得意としたことで知られます。

青江派の刀工一覧

刀剣要覧・刀工辞典の作位が高い順(同じ段階なら業物位列の高い順)に並べています。

刀工 代 業物位列 刀剣要覧 刀工辞典
青江守次 — — 古刀・最上作(第2段階) 最上作(第1段階)
青江貞次 — — 古刀・最上作(第2段階) 最上作(第1段階)
青江恒次 — — — 最上作(第1段階)
青江包次 — — — 上々作(第2段階)
青江正恒 — — — 上々作(第2段階)
青江大隅権介貞次 — — — 上々作(第2段階)
青江為次 — — — 上々作(第2段階)
青江俊次 — — — 上々作(第2段階)
青江次家 — — — 上々作(第2段階)
青江右衛門尉吉次 — — — 上々作(第2段階)
中青江次直 — — — 上々作(第2段階)
中青江次吉 — — — 上々作(第2段階)
青江秀次 — — — 上作(第3段階)
青江弘次 — — — 上作(第3段階)
青江弘恒 — — — 上作(第3段階)
青江久次 — — — 上作(第3段階)
青江延次 — — — 上作(第3段階)
青江左衛門尉守次 — — — 上作(第3段階)
青江左兵衛尉直次 — — — 上作(第3段階)
青江助次 — — — 上作(第3段階)
青江康次 — — — 上作(第3段階)
青江行次 — — — 上作(第3段階)
中青江貞次 — — — 上作(第3段階)
末青江長次 — — — 中作(第5段階)

知っておくべき注意点

1. 流派の判定は、データの記載と刀工名によるものです。刀工名に流派名が入っている場合などから判断しており、実際の所属が異なる刀工が含まれる可能性があります。

2. 位列は刀工への評価で、一振りの評価ではありません。見方は刀工の位列とはをご覧ください。

まとめ:青江派は、位の高い刀工から知りましょう

青江派の刀工は24工います。まずは位の高い刀工のページから、系譜や作風を確認してみてください。流派の全体像は青江派とは、五箇伝の中での位置づけは備前伝とはで解説しています。

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